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【昔の日本女性の面影が、タイ人女性には残っています。】
Iさん(45才)
「きっかけは2011年のタイ大洪水でした」
Iさんの会社のタイ工場も被災し、復旧作業のためにIさんをはじめとした多くのスタッフがアユタヤ郊外の工業団地に何度も出張を重ねることになりました。「タイ本社の経理の女性のひとりがどうしても気になってたんです。日本語は少しだけしか話せないですし、美人というわけでもありませんでした。でも、古風というか、おしとやかというか、昔の日本人みたいだな、と。」
Iさんは日本人女性とバツイチの経験を持ちます。子供はいませんでしたが、再婚はそれまで考えていませんでした。
「いまどきの日本人女性は下品でガメツイでしょ?特に同年代はね。タイ人も人によっては同じかもしれないけれど、まだまだ残っていると思うんですよ、大和撫子みたいな女性が」
経理の女性にはたびたび声をかけた。出張の都度、日本のお土産を渡したりもした。
「本当に10年ぶりに、恋をしたのかもしれない」
と語るIさん。
勉強中のタイ語と英語で真剣に口説いた結果、彼女は頷いた。
「交際を続けてきましたが、休みの日にコーンケン県の実家に行き、親族に紹介をされました。バツイチというのは問題にならなかったです。農村なんですが、そこそこ立派な、伝統的な木造家屋。そこの暮らしは昭和というかなんというか、涙がでるほど懐かしい光景でした。」
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